バスだ!MRTだ!タクシーだ!

 

「たのしい台北市街移動指南」みたいなもの。

ワタクシごときものが大層オコガマシイですがこれだけの技術(?)で
台北を縦横無尽に歩けまつ(ワタシは歩いてましたw)

GO!GO!

あ、台湾國語(北京語)、台湾語、更に英語もおぼつかない方専用・・(T▽T)

 


 

かえって利用する意欲を削ぎそうな
体験的、バス(公車)の乗り方8ヶ条ーっ!

 

嗚呼日本人は、ココまで頑張らないと公車を利用する事が出来ないのでしょおか・・・

でも、路線の豊富さ、手ごろな運賃、市街の街並みを堪能出来る等、有余るメリットがあるっちゅう事で、ぜひ1度はチャレンジしてみて下さい。


 

■その1■
台北に着いたら、先ずボーダイな数の路線と停留所を把握する必要があります。
マジでエライ数、走ってます。

書店に行って「大台北公車手冊」という本を購入しましょう。
MRT台北車站地下街の誠品書局なんかだと、レジカウンター周辺においてあります。コンビニでも売ってたかな?
100元。

←陸奥所有のこいつは、述べ19日間しか現地使用しなかっとは思えないほど、書き込み、付箋、蛍光ペンで使い込まれてボロボロです。ところどころテープで補強されてたり、南京東路14・15號公園の前で水たまりに落下させた跡が歴史(19日間だけだろ!)を物語ります。
日本に居ても、なんか便利な路線は無いか常に目を通してます。が、これ読んでるとなぜか周囲のヤツに「い、いつも持ってんの?」と退かれてしまいます。ほっとけ




■その2■
これから行く目的地に走っているバス路線を検索。
ホテルの部屋に戻るか、カフェor茶藝館、とにかく熱中症で倒れない場所にて、乗りたい路線と今居る地点に一番近いバス停を探しましょう。時間がかかります。

公車手冊」の巻頭に台北市街地の区分地図があります。そこに目的地が載っている場合は、その目的地停留所にある路線番号の頁へ行くと、全停留所名と、通る路が「@@路」と記載されているので、ジブンの現在地の近くから乗れるかどうかを調べられます。

たとえば、麒麟大飯店は地図108-1(P69)、「祖師廟」というバス停がホテルの前にあります。饒河街夜市は105-4(P60)、臨江街夜市は106-4(P65)、永康街と光華商場は106-1(P62)に一緒に載っています。そこにある路線番号の中から、使えそうな路線を探してみて下さい。一ヶ所の停留所にすごく沢山の路線が走ってたりして、ビビリますね。番号がジャマで地図が見づらい・・・。

天母や北投など地図から外れた所は、巻末に停留所名の索引がありますので、そこから路線番号が判ります。

2000年1月初渡台時に、どーやって天母行きの#220を調べ上げたのか(停留所名索引の存在に、しばらく気付いてなかったから)、なんか記憶に無くて・・・
どーも路線番号の頁、#0から順番に1ページづつ読んでったようです。
(^^;アノトキキミハワカカッタ・・・。てゆーかバカ。


■その3■
乗るべきバスが見つかったら、バス停に向いましょう。
公車手冊」を持って出掛けるのを忘れないで!

バス停には時刻表がありません。いつか来ます(^^)待ちましょう。

どの路線も日中は割と頻繁に来るようです。
だから15分以上待って全然来ないようだと、その路線は・・・
「作戦変更」をオススメします。


■その4■
バスがやって来ました。
だけど、あなた一人で待ってる時、おもいきったアピールをしないと素通りされてしまう危険あり。それはまずいですね。腕をブンブン振って主張しましょう。でも車道には乗り出さないほうが宜しいかと。原付が容赦なく突っ込んで来ますから。

2000年5月饒河街夜市からの帰り八徳路四段にて、他路線のバスが前後にごちゃごちゃ停車していたので、やっと来たお目当ての#605に素通りされそうになり、カッチーンときて交差点渋滞中にセンター車線までスタスタ歩いていってドアをバシバシ叩いたら、若い李連杰似の運ちゃんがビックリしつつも乗せてくれました。
ここでドアを開けてくれるのが、台湾のいいところですね。
でも、危険すぎるので絶対マネしないで下さい!

■その5■
前から乗車するタイプと後ろから乗るものと2タイプあります。
ジモティの皆様に引き続いて乗れたらよいのですが、自分ひとりの時はとりあえず運転手さんにトツゲキ。「後ろからのれや」とうながされたら後部ドアへ。

その際にも、充分左右に注意して!少しでもスペースが空いていると、原付が容赦なく突っ込んで来ますから(^^;。


■その6■
ようやく乗り込んだのも束の間、乗車時に運賃を払う路線と下車時に払う路線の2タイプあるんですねこれがー。
だいたい、前乗車=先払い、後ろ乗車=後払いみたいです(み、みたいですってアンタ!)。運転席の周囲、日本人の気付かないような所に「上車収票(先払い)」「下車収票(後払い)」と表示されているので、探してみて下さい。

料金は基本的には15元。やすい。
でも#605「五猪-台北車站」のような、ながーい距離は30元。2路線分か。
なぜか#220は、台北車站から天母まで乗ると17元。途中で2元あがるのです。
運転手さんに「足りない」といわれたら、不足分を支払ってください!
もーそうとしかアドヴァイスできません!我もよくわからんのよイマダニ!

ちなみに車内では両替できませんし、おつりも出ません。ぴったりの額をご用意の事。コンビニのパック木瓜牛乳とかが15元なので、10元や5元硬貨は比較的おつりでよく貰えました。


■その7■
さーて無事乗車できても問題はこれから(まだあるのかよ!)。
車内アナウンス等一切ございませんので、「公車手冊」と首っ引きで通過するバス停をチェック!それをしないと、どこで降りたらよいのか判らなくなります。
さすればおのずと座席に座る場所も、右側で出来ればスグ降りられる降車口近くの席と決まってきますね(台湾は右側通行デス)。


■その8■
降りたい時は、停留所の少し手前で料金箱にお金を投入したり(後払い)さあおりるぞーと降車口に移動してアピールしましょう。どこまでもアバウトだなー。
日本のような降車ブザーのついている公車もあったと記憶したのですが、なぜか誰も押さないで降りてゆくのです何故ー?

降車時も、よく周囲に気を付けてくださいね。原付が容赦なく(略^^)。

 

解らない事があったら、まわりの地元乗客に尋ねたほうが良いと思います。長距離乗って料金が不明のときは、いつも一緒に降りる小姐やあんちゃんに『こんでエエの?』って非言語で手の平のお金見せて確認したりしてました。

 

 

 

 

好きだぁ!MRT(捷運)


リサイクルよリサイクルっ!磁気カード式なチケット。

     

一番好きな路線は板南線です。
麒麟大飯店〜西門町〜台北車站〜光華商場〜福隆(^.^)
いまや、この路線のない台北市街は想像出来ませんね〜。
我の初渡台の1ヶ月前に開通したのだそうです(「龍山寺」〜「市政府」間)。
あれ〜?地図に載ってないちかてつが走ってるぅ!?と、現地でびつくりした記憶が。
「縁」を感じちゃいますね〜。
あと後述する事件で思いがけず危機に陥っちゃったり、たった延べ19日間の滞在で、けっこう様々なエピソードが生まれました。日に必ず1度は乗ってたからなぁ。
愛着がありますね〜。

■MRTって、なに?■
地下鉄で高架でモノレールみたいな台北市街地の新交通システム。
↑ひ〜全然説明になっとらんわ(TT)。木柵線だけがモノレール(ゆりかもめの方が似てると思う)みたいな車体で高架を走るのです。他の路線は地下鉄そのもの。淡水線は圓山站の手前から終点淡水までの区間、地上を走ります。

MRTはMRTです(^^)。木柵線のみ運行されてた時代に初渡台した方は、淡水線でも何でもMRTをひっくるめて「モノレール」と称する傾向にあるようです。「モノレール?木柵線は剣潭なんて停まんないですよ?」会話が混乱します。逆にMRTのことを「地下鉄」と言い切って話すヒトも。でもなぜか木柵線のことだけ「木柵線」と呼んでいます。あんたたちヘンだよ!後者は我なんですけどね。

MRTは、ホームから車内からどこもかしこも明るく清潔で、始発から終電まで『安全で〜す』オーラが出まくってます。
まぶしひ(×▽×)
 

厠所(おトイレ)が綺麗なのが助かります。特に「中正紀念堂」站のおトイレなど、何時行っても国の威信を賭けてるかのやうにピッカピカでステキ!。士林夜市の玄関「剣潭」站のおトイレでさえ、あの乗降客数の多さなのに、床がびしゃびしゃしているものの許容範囲内の綺麗さでステキステキ!それでつい「公共のトイレはみんな綺麗なんだ」と思い込み、なにげに鉄路台北車站の厠所で用を足そうとして個室の扉を開けた途端、金縛りに襲われます。。。さ、MRTに戻りましょう。

車内の駅名アナウンスは、台湾國語、台湾語、客家語、英語の順に4種類。
出来ればひとつを2回づつ繰り返して欲しい、いつまでも駅名覚えられないから〜。


■券売機では■
1.まず、買いたい券種のボタン(値段。確か20〜55元だったかな)を押してから
2.料金を投入
3.するとチケットがペロッと出てきて
4.おつりも帰ってきます。

ってほんとに券売機の↑の部分に1・2・3・4って番号が振ってあるんです!
ステキ!親切!間違えようがないわ!
でも日本人は、1度は必ず先に料金入れちゃってエラーして迷惑かけるのですよ・・・操作間違えるとただお金が戻ってくるだけでなくて、エラー表示されちゃうのがプチ恥かしいですね(「間違えようがない」んじゃなかったのか?!)。

時々混雑時に券買う列が滞ってるのは、日本でもたまにあるけど、機械が硬貨を認識してくれないで戻ってきちゃうのを、意地になって何度も投入してしまう人のせいです(^.^)。日本より心なしか発生率多し。一度戻ってきたヤツは、まずダメなので別なお金を入れましょう。

紙幣は、別に両替機でくずしておく必要あり。
『兌幣機』と書いてある、札の入口と硬貨の出口だけのマシーンがそれです。
最初そっけなさすぎてわかんなかったヨ。


■他に注意すべき事は■

『飲食一切禁止、ガム噛んでても罰金』ということです。改札の外側に黄色い線が必ず引いてあると思います。そっから中は飲食罰金ということです。みんな守ってます。お陰様で鉄路とはくらべもんにならん清潔さが保たれているわけですから、やむおえませんね。守りましょう。


■あーあと、
終電がおそろしく早いです!
たしか23:30くらいには全部終ってた。夜市とか一晩中やってるのに何故〜?
↑注)現在(2003年以降)に於いては、もうちょっと終電時刻は遅くなっております。

2000年1月23日23:10PM、麒麟大飯店に帰りたいのに、木柵線「南京東路」で終電がおしまいに。駅に誰もいない!まさか?と、一人残っていた駅員さんに片仮名中文で尋ねても通じるわけも無く・・・互いに訳ワカランやり取りの末「なっしんぐ」と言われて真っ青。たくしー拾うのもヤバいし、歩いて帰るしかナイ・・・。
「南京東路」〜「龍山寺」。山手線でいうと「新宿」〜「巣鴨」位でしょうか?
絶ッ対歩かねーよ!

道順は、復興北路→忠孝東路&西路→中華路→長沙街あたりから康定路って、地図で見ても簡単なんですけど、
初渡台2日目の身にはコタエマシタわ(T^T)。

幸いまったく危険な目にはあいませんでした。途中の中華路一段で、アタマがおかしいんだか酔うてるんだか奇声を発しながら歩いてるおっさんを、はるか遠くに見かけたぐらいです。でも、路上にテープが引いてあるだけで、いきなりぼっかり大穴があいてたりして(地下道の工事現場かなんかか?)、中華路は気が抜けませんでした。
萬華で迷いつつも、1:30AM帰還。風呂入りながらアイス食ってぴーちょう飲んで、寝た・・・

ほんっとにMRTの終電時刻には、ご注意下さいw
(たしかホームに「末班車」って書いて表示してあった。)
 

そ、それでも好きやねんMRT!

 

 

 

 

 

タクシー(計程車)は


デンジェラスです。いや、でんじぇらすなのだそうです。
自身は無論一度も犯罪に巻き込まれた事も、料金等のトラブルも未経験ですが、1人で利用するのは危険だ危険だと云われていますよね。一人旅が多いこともあって、極力利用を控えていました。お陰でめちゃくちゃバス路線に詳しくなりましたワン。

危険防止に根拠は無いんですが、我は運転手の人相で選んで乗ったりしますね。
そんなに人をみる目があるわけでもないんですが、他にこれといって判断基準が無い。。。

2000年5月、温和そうなおじさま風運ちゃんに、基隆車站〜野柳までお願いしたのが「タクシー・デビュー」でした結構長距離。行先等は簡単な英語で話したんですが、実はおじさまは某米国一流大学出身で、道中流暢な美国語で御自身の数奇な(おそらく)身の上など話して下さいました。だが英語力が無いので、ほぼ全くヒアリングできず(卒業大学名くらいしか解る単語が無いTT)黙って聞いてるふりして、シューんとしてしまいました。海岸線の風景がとてもとても綺麗でした。おじさまの御多幸を、遠い日本の空の下よりお祈り申し上げます(しんみり)。

2000年9月、どうしても帰国送迎の集合時間に間に合わないので、顔がボーっとしてイイ人そうな運ちゃんを停めて、中山北路二段〜麒麟大飯店まで乗ったら、後ろから見ると肩幅がやたら広くゴツくて、ちょっちビビりました。闘ったらまず勝てへん(汗〜)。でもイイ人でした。

その前の晩、台北車站に着いたところでMRTの終電が終ってしまい、大亞百貨前で麒麟大飯店まで帰るタクシーを捜しながら、ツレに「あーゆー客待ちしてるヤツには乗らないほうがいいんだよ。」とかウンチクをたれながら、その運転手の顔を覗き込んだら、すんごいイイ男だったので(画像でお見せできないのが残念です。「深夜に流しの運ちゃんと記念撮影」は、さすがの我でも出来ませんでしたナw)もー速攻乗りました(^▽^)。4人連れだったのでサッサと助手席に。
やっぱ「計程車は運転手の顔で乗れ!」デス(w

 

 

 

 

 

以下「鉄路編」「歩き編」が続く、と思います(^_^;)。

 

 

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